「市田柿」発祥の里 長野県高森町-市田柿のふるさと(ウェブ版)

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市田柿のふるさとウェブ版

おわりに

高森町歴史民俗資料館長
手塚勝昭

手塚勝昭

高森町は、市田柿の発祥の地で、昔から干柿づくりが盛んに行われてきました。そして、平成十八年には、市田柿は、地域名と商品名を組み合わせた地域ブランドの商品として国から認められ、全国的に注目を集め、南信州を代表する特産物に成長しました。ところが、その発祥の由来やどのような歴史をもってこのように発展してきたのか、また、どのような人々がどんなお骨折りをして現在の市田柿をつくり上げたのかなどについてよく分かっておりませんでした。

そこで、市田柿の由来研究委員会では、市田柿に関する史(資)料を収集・研究し、市田柿のルーツを確かなものにしたいと考えました。そして、それを後世に伝えるとともに町の活性化に役立てていきたいと願い、本書を刊行致しました。

高森町歴史民俗資料館でも、市田柿の特別展「市田柿発祥の里」や時の駅講座「市田柿を生んだ処と人とその時代」などを通して市田柿の由来と先人の偉業を調査・究明してきましたので、それをベースに、株式会社エージェンシー広宣様に依頼し、高橋聡子さんの献身的な取材のおかげで分かりやすくまとめることができました。心から感謝申し上げます。また、本書作成のためにご協力頂いた町内外の市田柿を生産しておられる農家の皆さんやお話をお聞かせ頂いた関係者の皆さんにも多くのお力添えを賜りましたので、心よりお礼を申し上げます。

ただ、本書は市田柿についての記録としては、まだまだ至らない点もあるかと思いますので、ご指摘やご指導を宜しくお願い致します。

市田柿をこのように大きく育ててくださった先人の皆さまに心から感謝申し上げ、筆を置かせて頂きます。

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